掛け捨てと貯蓄型はどちらが正解?後悔しない保険の選び方について解説

保険は掛け捨てと貯蓄型のどちらが正解?

生命保険や医療保険に加入する場合、掛け捨てと貯蓄型のどちらを選ぶのが正解なのでしょうか。 保険に加入する目的は人それぞれなので、すべての方に共通する正解はありません。しかし、保険会社の営業員に勧められるがまま加入するのではなく、掛け捨てと貯蓄型それぞれの特徴を理解して、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。ここでは、掛け捨てと貯蓄型のメリット・デメリット、保険の選び方について説明します。

掛け捨て保険のメリット・デメリット


掛け捨て保険とは、支払った保険料が戻ってこない(解約返戻金がない)タイプの保険のことです。

●掛け捨てのメリット
掛け捨ては、貯蓄型に比べて保険料が安いのがメリットです。解約返戻金がない分保険料が安く抑えられます。たとえば、アクサダイレクト生命で30歳男性が500万円の死亡保障の保険に加入する場合、貯蓄型(終身保険)の保険料は月額7,310円かかりますが、掛け捨て(定期保険2:保険期間10年)なら月額650円で済みます。保険料が安ければ毎月のお金のやりくりが楽になるので、その分を貯蓄に周りたり、自分で資産運用したりすることも可能です。また、掛け捨ては保障内容がシンプルでわかりやすい特徴もあります。中途解約しても損をすることがなく、加入している保険より条件がよい商品があれば簡単に乗り換えられます。

●掛け捨てのデメリット
掛け捨てのデメリットは、支払った保険料が戻ってこないことです。掛け捨ては「必要な保障だけを買う」という考え方であるため、貯蓄型保険のように解約返戻金がありません。保険料を支払って必要な保障を得ているので、損をしているわけではありませんが、どうしても掛け捨てに抵抗がある場合や、保険を利用して貯蓄や資産形成をしたい場合は、掛け捨ては向かないでしょう。

貯蓄型保険のメリット・デメリット

貯蓄型保険とは、中途解約したときや満期時にお金が戻ってくる(解約返戻金がある)タイプの保険のことです。

●貯蓄型のメリット
貯蓄型の保険は、保障と貯蓄の両方に備えられるのがメリットです。1つの商品に保障部分と貯蓄部分が含まれており、解約すると貯蓄部分が戻ってくる仕組みです。貯蓄型には、解約時の解約返戻金が多い終身保険や、保険会社の運用成果に応じて解約返戻金が変動する変額保険などがあります。

●貯蓄型のデメリット
貯蓄型は保険料が高く、短期間で中途解約すると大きく損をするのがデメリットです。保険料に貯蓄部分が含まれているため、掛け捨てに比べて保険料が割高になります。また、解約返戻金が払込保険料の累計を上回るタイプの商品は、中途解約すると大きく損をしてしまいます。そのため、急にお金が必要になっても簡単に解約できません。たとえば、30歳男性がオリックス生命の「終身保険RISE(ライズ)」に保険料払込期間60歳払済で加入する場合、保険料払込期間終了後の解約返戻金は払込保険料の累計より多くなります。しかし、5年で解約すると、解約返戻金は払込保険料の67%しか戻ってきません。また、貯蓄型は1つの商品に保障と貯蓄が含まれるので仕組みがわかりにくく、本当にお得なのか判断するのが難しいこともあります。

後悔しない保険の選び方

保険加入で後悔しないためには、掛け捨てと貯蓄型のどちらを選べばよいのでしょうか。最後におすすめの保険の選び方を紹介します。

●基本的には掛け捨てがおすすめ
保険を選ぶときは、割安な保険料で必要な保障が確保できる掛け捨てがおすすめです。貯蓄型には解約返戻金が払込保険料の累計を上回る商品もありますが、中途解約すると大きく損をしてしまいます。人生には何が起こるかわかりません。家族の病気やケガ、会社を辞めて独立するなどで、急にお金が必要になる可能性もあります。保険と貯蓄を分けて考え、資産形成に取り組みたい場合は、自分で投資信託の積み立てなどを行うのがおすすめです。

●強制的に貯蓄したいなら貯蓄型もあり
基本的には掛け捨てがおすすめしますが、お金があると使ってしまうタイプの人の場合は、貯蓄型の保険に加入して強制的に貯蓄する方法もあります。先ほど紹介したオリックス生命の「終身保険RISE(ライズ)」のように、払込保険料の累計より解約返戻金が多くなる保険なら、中途解約すると損をするので簡単に解約できません。また、保険料払込期間中は必要な保障を確保できます。掛け捨てよりも保険料は高くなりますが、自分で貯蓄や資産運用するのが難しい場合は、貯蓄型保険を検討してもよいでしょう。