ほったらかしでお金が増える? 資産形成には積立投資がおすすめ

資産形成には積立投資がおすすめ

日本は低金利の状況が続いており、銀行に預けるだけでは資産は増えません。しかし、会社員で本業がある場合、資産運用に時間をかけるのは難しいのではないでしょうか。将来のために資産形成に取り組むなら、投資信託の積立投資がおすすめです。投資信託は投資家から集めた資金をひとつにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。投資信託の積立投資なら忙しい方もほったらかしで資産を運用できます。ここでは、積立投資のメリット、デメリット、始め方について解説します。

積立投資のメリット


積立投資による資産形成のメリットを3つ紹介します。

●少額から始められる
資産運用や投資をするには、まとまった資金が必要だと思っていませんか? 投資信託の積立投資は少額から始められるので、まとまった資金を用意する必要はありません。ネット証券を利用すれば、月100円から積立可能です。積立投資は無理のない金額で始めて、慣れてきたら少しずつ積立金額を増やしていくのが良いでしょう。

●運用に手間がかからない
積立投資は運用の手間を省けます。一度積立の設定をしておけば、口座に資金を用意しておくだけで自動的に投資信託を購入してくれます。ほったらかしで運用できるので、会社員で昼間は本業が忙しい方でも資産形成に取り組めます。購入後は年に1回程度資産の状況を確認し、当初の配分比率が大きく崩れていたらリバランス(比率の調整)を行いましょう。たとえば、「日本株40%、海外株60%」の配分比率で積立を始めたのに、1年後の配分比率が「日本株30%、海外株70%」になっていたら、「日本株40%、海外株60%」に戻るように日本株を買い増すか、日本株の積立額を増額して配分比率を調整します。ただし、あまり神経質になる必要はありません。配分比率が大きく崩れていた場合のみ、リバランスを行えば十分です。

●高い利回りが期待できる
TOPIX(東証株価指数)や先進国株式の株価指数に連動するインデックスファンド(投資信託の一種)を積み立てる場合、期待リターンは平均して年率5%程度です。銀行預金金利に比べると高い利回りが期待できます。ただし、毎年5%のリターンを得られるわけではありません。あくまでも平均して年率5%であり、その年によってリターンは変動するため注意が必要です。金融庁の資料(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/guide/index.html)によると、運用期間が長くなるほど運用成績が安定し、元本割れする可能性が低くなることがわかっています。積立投資は長く続けることが大切です。

積立投資のデメリット・リスク


積立投資は資産形成に適していますが、デメリット・リスクもあります。積立投資を始める前に確認しておきましょう。

●元本割れのリスクがある
投資信託は元本が保証されておらず、特に保有期間が短いうちは元本割れのリスクが高くなります。リーマンショックのような大暴落が起こると、一時的に資産が大きく目減りするかもしれません。しかし、積立投資は長く続けるほど運用成績が安定し、元本割れする可能性が低くなります。投資信託の基準価額(投資信託の一口当たりの値段)は日々変動しますが、一喜一憂せずに積立投資を長く続けることが大切です。また、保有資産のすべてを資産運用に回すのではなく、リスクをとってもよいと思える金額だけ運用に回しましょう。

●投資信託のコストがかかる
投資信託は「信託報酬」と呼ばれるコストがかかります。低コストの銘柄では運用資産の年率0.2%~0.5%、高い銘柄では年率3%を超えます。信託報酬は運用資産から差し引かれるのでわかりにくいですが、実際にはコストがかかっているので注意が必要です。積立投資は運用期間が長期になるため、コストが高い投資信託を選んでしまうと運用成績に大きな影響を与えます。積立投資をする場合は、信託報酬が年率0.2%未満のインデックスファンドを選ぶのがおすすめです。また、解約手数料に相当する信託財産留保額や販売手数料がかかる銘柄も避けたほうがよいでしょう。

●結果が出るまで時間がかかる
株式投資やFXの場合、うまく運用できると短期間で資産を大きく増やせることがあります。しかし、積立投資は基本的に短期間で資産が急増することはありません。積立投資はコツコツ積み立てを続けることで、時間をかけて資産形成を目指す投資方法です。すぐには結果が出ないことを理解しておきましょう。

積立投資の始め方

積立投資を始めるには、証券会社で口座開設して購入する投資信託を選びましょう。「毎月10日に1万円購入」のように、購入日と購入金額を設定して口座に入金しておけば自動的に購入してくれます。積立投資は、SBI証券や楽天証券などのネット証券を利用するのがおすすめです。ネット証券は少額から積立投資を始められ、低コストで運用できるインデックスファンドの品揃えも豊富です。また、「運用益が非課税になる」などの税制優遇が受けられる「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」にも対応しています。積立投資で資産形成に取り組むなら、ネット証券でつみたてNISAやiDeCoを積極的に活用しましょう。